1.BIとTabluau
1.1 BI(Business Intelligence)とは?
・BI(Business Intelligence)とは、企業の中にある売上データや顧客データ、ログなどの大量のデータを分析して、 経営判断や改善に役立つ気づき(インサイト)を得るための仕組みです。
・TabluauがシェアNo.1らしく、他にはMSのPowerBIもGoogle Looker(ルッカー)があり、これらが「3大BIツール」であろう。MSは、M365契約があると無料で使えるので、使っている企業も多いと思われる。
1.2 Tableauとは
(1)概要
・「データ分析と可視化」に特化したBIツールです。大量のデータを高速に扱い、インタラクティブで美しいビジュアルなダッシュボードを作成することができます。
・Excelとは格段に操作性が高く、やりたいことの自由度も高いツールです。
・無料版もあります。
・tableauは、フランス語で「絵画」という意味があり、これが語源だとか。
(2)会社概要
・Tabluauは、2003年にシアトルで設立、日本法人は2012年に設立。2019年にSalesforceが買収
・2025年時点で、2400万人を超えるユーザ数
(3)Excelとの違い
Excelでもグラフを作ったり、可視化が可能です。しかも、結構便利。
違いはというと、たとえば
・見た目が美しい!
・複数のグラフをまとめた「ダッシュボード」を作り、クリック一つでデータを絞り込んで見ることができます(インタラクティブ性)。
| 特徴 | Excel | Tableau |
|---|---|---|
| 主な用途 | データの入力、表計算、単純なグラフ作成 | データの可視化(グラフ化)、深掘り分析、ダッシュボード作成 |
| データ量 | 数万行を超えると重くなりやすい | 数百万〜数億行のデータでもサクサク動く |
| 操作性 | 関数やマクロの知識が必要な場合がある | ドラッグ&ドロップだけで直感的にグラフが作れる |
| データの更新 | 手動でコピペや修正が必要 | データ元(DB等)と繋げば、自動で最新状態になる |
| 表現力 | 基本的なグラフが中心 | 地図、ツリーマップなど、高度で美しいグラフが簡単に作れる |
(4)無料で使える? 有料版との違いは?
・「Tableau Public」という無料版があります。
・業務で使う場合は有料版(Tableau Desktop / Creatorなど)が必須となるケースがほとんどです。
というのも、無料版の「Tableau Public」で保存したデータは、インターネット上で全世界に公開されます。会社の売上データや顧客名簿などを無料版で読み込んで保存するのは避けてください。(学習用にダミーデータを使うなら問題ありません)
| 項目 | Tableau Public (無料版) | Tableau Desktop / Creator (有料版) |
|---|---|---|
| データの保存先 | ローカル(PC) または Web公開サーバー | ローカル(自分のPC)や社内サーバー ※セキュリティが守られる |
| 接続できるデータ | Excel、CSV、Googleスプレッドシートなど限定的 | 各種データベース、クラウド(AWS, Salesforce等)など数百種類 |
| データ量制限 | あり(最大行数などに制限) | 基本的になし |
| 主な対象 | 学生、個人学習、ポートフォリオ公開用 | 企業、業務利用、プロのアナリスト |
■無料版の限界
1. データベースに直接接続できない
実務では「社内の売上データベース」などに直接繋いで分析しますが、無料版はそれができません。接続できるのは、基本的にExcel、CSV(テキストファイル)、Googleスプレッドシートなどの「手元のファイル」のみです。
3. データ行数の制限(1,500万行まで)
1つのファイルで扱えるデータは1,500万行までという上限があります。
とはいえ、個人の学習や分析で1,500万行を超えることは稀なので、ここはあまり気にならないかもしれません。
■逆に、制限されていないこと(有料版と同じこと)
これらが全て無料で使えるため、「学習用」としては最強のツールと言われます。
・分析機能全般: ドラッグ&ドロップでのグラフ作成、色変更、フィルター機能など。
・高度な計算: 表計算、LOD表現(高度な集計関数)、パラメータなどの複雑な機能。
・地図機能: 地図上にデータをプロットする機能。
・ダッシュボード作成: 複数のグラフを組み合わせて動かす機能。
(5)有料プラン
| 項目 | Tableau Creator(クリエイター) | Tableau Explorer(エクスプローラー) | Tableau Viewer(ビューアー) |
|---|---|---|---|
| 価格(1ユーザー/月) | $75 USD | $42 USD | $15 USD |
| 対象ユーザー | データアナリスト パワーユーザー |
ビジネスユーザー 現場のリーダー |
管理職・経営層 一般閲覧者 |
| 主な利用シーン | ゼロからダッシュボードを作成 データの加工・結合・準備 高度な分析と公開 |
公開されたデータの探索 Web上でのグラフ作成・編集 既存レポートのカスタマイズ |
完成したダッシュボードの閲覧 フィルター操作で数値確認 意思決定への活用 |
| 使えるツール | Tableau Desktop Tableau Prep Builder Tableau Cloud / Server |
Tableau Cloud / Server (Web編集機能のみ) |
Tableau Cloud / Server (閲覧のみ) |
(6)権利等について
・Tableauパブリックで、以下の検索フィールを使い、いろいろなダッシュボードを検索できて、ダウンロードもできる。
https://public.tableau.com/app/discover
・無料版のTableau Publicであっても、作成したグラフなどを自由に使える気がする(責任は負いませんので、ご自身で確認してください)
2.Tableauのインストール手順
2.1 Tableau Public(無料版)の導入手順
a)公式サイトへアクセス
https://public.tableau.com
b)左上の「作成」メニューから「Tableau Desktop Public Editionのダウンロード」を選択。

c)必要な情報を入れて、「アプリケーションをダウンロード」のボタンを押す

d)ページが遷移し、ダウンロードが始まる。※必要に応じてボタンを追加で押す。

e)ダウンロードファイルの実行
私の場合、TableauPublicDesktop-64bit-2025-3-1.exeがダウンロードされたので、これを実行。
f)チェックボックスを入れて、インストール

g)Tableauが起動します。
※バージョン2025.3.1から「ローカル保存(自分のPCへの保存)」が可能になったため、サインインなしでも練習ができそうです。
2.2実際にやってみる
★後日記載
a)データの取り込み
ファイルへ > テキストファイル でCSVファイルを選択した

または、ドラックアンドドロップでもできる

b)左下の「シート1」を押す

c)一番よく使うのは、縦と列
まず、応募者数がどれくらいなのかを見るには、
応募者数をドラックアンドドロップで、行に移動

これで、以下ができる

列に試験名を入れると、以下のようになる

・支援士とセキュリティスペシャリストは同じなので、Ctrl押しながら、支援士(のグラフじゃなく名前)も押すと、2つが選択された状態になる。右クリックして、グループにできる。

・ラベルの表示を回転も簡単

・並び替えも簡単で、上のボタンを押す

・行に受験者なども足すと、こんな感じ

・計算式も作れる
「計算フィールドの作成」で


これで、左側に「合格率」という項目を作れる。
sum([合格者])/sum([応募者])
注意点。以下にすると、1行ずつ計算するので、全然違う値になる。
[合格者]/[応募者]
また、右クリックで規定のプロパティから、数値形式で「パーセンテージ」にすると、パーセントになる。
・左下の+ボタンで、「新しいワークシート」が作れる

・グラフの数字を出すには、上のTボタン

・試験名を色のボタンに入れる。

すると、応募者の中で、試験科目ごとの内訳が見える。すごい!

・右クリックして、不要なデータを消すことができる

新しいシートで
都道府県というフィールドに、都道府県が入っていることを伝える
そのために、右クリックして地理的役割から都道府県を選ぶ
→地球儀のマークに変わる。
これで、都道府県フィールドをダブルクリック
→地図が表示される
そこに、応募者数を色に持っていく→応募者数が多い所が濃くなる
次に、合格率を色に持っていくと、合格率の分布になる

拡大縮小もできるが、ピンを押すと、元に戻せる
次に、新しいダッシュボード

ダッシュボードは、シートを組み合わせることができる。
以下のように、作ったものを選べる

たとえば、都道府県別合格率を入れて、
タイトルをしっかりつけておくことが大事ですね。
サイズが合わなければ、自動に

・面白機能が、フィルタ

これを使うと、フィルタをして、たとえば、京都の地図を選ぶと、京都の合格率だったり、受験者数などを表示できる。便利すぎる!!
・2025年だけの支援士のデータを分析したい場合
「年度」「支援士」をドラッグしてフィルターに入れる

(3)ディメンジョンとメジャー
上半分(青)はディメンションとして分析したい切り口。下半分(緑)は、メジャーで分析の対象。ドラッグで、上下を変えることも可能

2.2 有料版(Tableau Desktop)のトライアル
Tableauの公式サイトから「無料トライアル(14日間)」をダウンロードできます。
こちらもフォームへの入力(氏名・会社名など)が必要です。